同僚のお子さんが『モモ』を読んで読書感想画を描いたというので見せてもらったら
「一体どんな話だっけ?」と気になって
小学生の時に読んで以来、久しぶりに読み返しているのですが…
働いて子供を育てるようになってから、改めて『モモ』を読むと身につまされるものがありますね
『モモ』ミヒャエル・エンデ著
物語の内容が現代の大人と子供の関係にも通じるところがあって驚くのと同時に
大人の目線と子供の目線のどちらも共感できるようになってから読むと、色々と考えさせられるものがあります。
「6章 インチキで人をまるめこむ計算」を読んで
成功するためには時間の倹約が必要。
それは確かに正しいし、願望を実現できるまでの間は頑張り続ける時期も必要だと思います。
ただ、本当は幸せになりたくて、そのために成功したかったはずなのに、時間を倹約して成功を手に入れた生活の先に、思い描いていた幸せがないのだとしたら…
頑張り続けることが当たり前になってしまって、それ以外に価値を見出せなくなって
些細なことに幸せを感じられなくなってしまったとしたら
一体何のために頑張っていたんだろう。と思う事が私もあったので
成功することも幸せに暮らすことも、どちらもバランスを取れたら理想なのかなと。
本を読み始めて「モモみたいに人の話を聞ける人になりたいな」と、人の話を聞く職業にも憧れと興味が湧きました